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「私は母をぺしゃんこにしたかった」一条ゆかりが三日三晩考えて断った“幻の連載”

メイク
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1. 匿名@ガールズちゃんねる
堅い仕事以外に偏見をもっていた母は、ことあるごとに漫画を軽蔑した。漫画の社会的地位が低い時代の話とはいえ、屈辱以外のなにものでもない。それでも、一条は漫画を描き続けた。
「母に認めてもらいたいという美しい話ではなく、私は母をめったくたに、ぺしゃんこにしてやりたかったの。許せなかった。母のプライドを維持するために、なぜ私が嫌な思いをしなければいけないのかって。本当に腹を立てたけれど、子どもが怒ったところで力もない。だから、いまに見てろという気持ちでやるしかない」
「私はわりと客観的な性格なんです。たとえばデビュー当時の少女漫画は、名もなく貧しく美しくの主人公がいじめられて、御曹司が助けるような話の全盛期。だから、そういう都合のいい話が嫌いな私の感覚がウケるはずがないと思っていました。かといって、世間に合わせる気もなくて。一緒にスポーツ漫画をやろうと声を掛けてくれた編集者もいたんですけどね。『巨人の星』、『あしたのジョー』、『アタックNo.1』が大人気でしたから」
新人なら、喉から手が出るほど欲しい連載の誘い。しかし、描きたい題材ではなかった。3日間時間をくださいと編集者に頼み、一条は考え抜いた末に断った。
「スポーツ漫画の、ファイト~! ドンマ~イ!っていうのが大嫌いで。部活でなまじっかスポーツをやっていたから、私が描いたら、失敗した人に『

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